神戸市の外国語活動から見える今後の英語教育について

神戸市では、中学校や高等学校を中心に、ALTの先生と教員とがティームティーチングを通して、子どもたちの実用的な英会話などの能力を高める取り組みを積極的におこなっています。小学校では今年度から外国語活動がカリキュラムに組み込まれ、これまで総合的な学習の時間などを利用して学習してきた英語が、外国語活動という決まった枠でおこなわれるようになりました。今、ますます英語教育は注目されています。

外国語活動という名となっているのは、必ずしも英語の学習をしなくてはならないわけではなく、第二言語として新たに外国の言語を学習していこうという試みからです。しかし、ポルトガル語や中国語などをおこなう小学校は少なく、そのほとんどが「English」を学んでいます。

神戸市においてもそうですが、この外国語活動にはさまざまな意見が飛び交っている現状もあります。小学校一年生というのは、幼稚園や保育園からあがったすぐの子どもたちばかりなわけです。となると、第二言語を学習すべき時期として早いのではないかという意見もあるのです。母語の発達がまだまだ未熟な段階で第二言語を習得しようとすることの危険さを指摘しています。つまり、きちんとした日本語を身につける間もなく、外国語を学んでしまって、結局どっちつかずの学習でおわってしまうかもしれないという危惧です。

反対に、外国語教育をすすめる人たちも、もちろんたくさんいます。第二言語獲得によい時期とされているのが4歳ごろで、小学校でのスタートでは遅いという意見もあります。幼稚園から学ばせていかなければなかなか身につけることは難しいのではないか、とも言われています。今では、幼稚園や保育園でもこの外国語学習が取り入れられるまでになりました。

小学校において学んだ外国語活動における知識が、そのまま中学校にあがってから上手に活用されるかどうかが大切になってくるでしょう。実用的なものと、文法的なものとではずいぶん学習内容が異なってきます。中学校や高等学校ではおもに、文法的に学習することが多いのですが、やはり小学校では実用的な要素が強まっています。この学びが、成長・発達段階においてどのように活かされてゆき、社会に出てからどういったよいに役に立つのかというところも、もう少ししっかりと煮詰めていかなくてはならないでしょう。グローバル化が進む世の中において、非常に重要な教育となってくることも言えます。

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